Los AngelesはNew Yorkとは対照的な都市です。人口ではNew Yorkが一番、Los Angelesが二番で、多人種都市であることは同じですが、New YorkがEurope向いているのと反対にLos Angelesはアジアに関心があります。しかもアメリカのアジア化が始まっています。
East RiverとHudson Riverに挟まれた狭い中州のManhattan、天空を遮る摩天楼のNew Yorkは東京に似ていると言えるかも知れません。夏は暑いし冬は凍えます。地下鉄とYellow Cabが主なNew Yorkの交通手段ですが、Los Angelesは完全な車社会、平面的で、だだっ広く、幅広いフリーウエイが縦横に走っている大都市です。砂漠性気候で年中、空気が乾いてさらさら、暮らしやすいのです。
全米の人口は増え続け2006年、3億人を超えました。2000年CensusによるとAsiansは1300万人超、全米人口の5%ですが、California州では11%。しかもAsiaからの移民は今後、ますます増えるばかりです。AmericaのAsia化はLos Angelesで始まっているのです。
トップはChinese242万2970人で23.8%、つぎにFilipinosが186万4120人(18.3%)、3番目がAsian Indian(American Indianと区別するためインド人を英語でこう表現します)164万5510人(16.2%)、4位Vietnamese111万207人(10.9%)、Koreansが5位で107万2662人(10.5%)という順です。
わがJapaneseは79万5051人で7.8%、第6位です。その大半が日系アメリカ人です。AmericaのAsia化がCaliforniaで始まっている、という事実は大変、重要な意味があります。Americaという国、Californiaという州こそデジタル革命の聖地です。その中心がSilicon Valleyですが、これについては改めて書くつもりです。
Optimization 経営を考える場合、Asians(アジア人)の存在はAmericaに限らず日本でも大変大きな意味を持ってくるでしょう。Silicon ValleyはIC(Integrate Circuit、集積回路)のメッカですが、Another IC(もう一つのIC)という言葉があります。Indian & Chineseのこと、インド人と中国人がAmericaのIT産業を下支えしているのです。
Los Angelesの日本人や在米の日本企業の経営者が直面している様々な問題を解くキイワードがOptimization 経営である、と考えています。それを実証してゆくには現場に行って、実際に経営に携わっている日本人と膝を交えて話し合うことだと思います。
5月17日、私は再びOptimization 経営を担当しているスタッフと機上の人となり、Los Angelesへ向かいました。18日Little Tokyoのホテルで昼食会があり、そこに34人の日本人が集まって、私のOptimization 経営の話を聞いてくれました。
日本食品の輸出入ビジネスやハリウッドの映画会社でDVDを日本へ販売している経営者、JIETROの駐在員、ビジネス・コンサルタント、日系ホテルの総支配人、弁護士、公認会計士ら豪華な顔ぶれでしたが、New Yorkより、はるかに臨場感溢れる講演となりました。質疑応答も予期しないほど厳しく、徹底してOptimization の意味を探り、経営に導入した場合の疑問点などを指摘してくれました。海外でビジネスをやっている日本人の緊張感がひしひしと伝わってくる迫力に私自身、圧倒されるような雰囲気でした。
