About

2008年09月02日 14:06に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「仙石通泰ブログ28 Optimization 経営を考える「文明が飛躍する時」②」です。

次の投稿は「仙石通泰ブログ30 Optimization 経営を考える「文明が飛躍する時」④」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34

« 仙石通泰ブログ28 Optimization 経営を考える「文明が飛躍する時」② | メイン | 仙石通泰ブログ30 Optimization 経営を考える「文明が飛躍する時」④ »

仙石通泰ブログ29 Optimization 経営を考える「文明が飛躍する時」③

残暑お見舞い申し上げます。 関東地方は、7月に入って真夏日が長く続き、取り分け暑い月でした。このBlogを書いております9月に入りまして、ようやく暑い日差しの日となりましたが、8月半ばからは今までと異なり、豪雨を伴う異常な気象現象が続きました。私達 経営者には、学生のような夏休みは難しいのですが、子供達には楽しみな夏に災禍が続いたことに心が痛みます。

本Blogが夏休み状態になっていたことをお詫びします。前回(28回)、中国の精華大学、華東師範大学と日本危機管理学会の共催で開かれた日中交流セミナー「組織運営と危機管理」でOptimization 経営について報告したことを書きました。

ちょうど四川省大地震が発生した直後に北京空港に着陸し、中国は非常事態でした。テーマからしてまさに時宜を得たセミナーとなり、生々しい被害の状況が話題となり、危機管理をめぐって中国政府の対応などが期せずして論議されたことは前回、書きました。

中国という国について考えます。史上最多の204カ国・地域の選手・役員1万6000人が参加した第29回近代オリンピック夏季大会が8月8日から24日の閉会式まで北京で開かれました。17日間のスポーツの祭典、世界のアスリートたちがスピードと技と美と体力を競いました。国家体育場で開かれた開会式、閉会式とも豪華、多彩な演出で華やかに彩られました。

心配されたテロも無く、国家の威信を賭けた北京五輪は大成功と言えるでしょう。チベット問題やデモ抑圧など自由と人権をめぐる政治に対する批判はありましたが、これは本Blogの趣旨に逸れそうなので別の機会に述べたいと思います。

大会で中国が獲得した金メダルは51個と五輪史上、最も多く、アメリカの36個をしのいで世界一となりました。政治大国であった中国が経済発展し、スポーツ大国となった現実は中国という国の変貌を物語る上で重要ではないかと考えます。

興奮の余波は覚めやらず、北京大会の成功で中国は自信を深め、さらなる発展に邁進するでしょう。世界は中国の動向に目が離せなくなっています。そして日本やアメリカと中国との経済関係はさらに緊密化するでしょう。チャイナ・パワーを実感した大会でした。

なにしろ中国文明は3000年余の歴史を有し、人口は13億人を超える世界最大の国です。日本との関係で言えば近代中国革命の父と呼ばれる孫文や文学者・魯迅は内乱期に日本へ亡命していたことがあります。毛沢東の共産革命の指導者、周恩来も日本に留学していました。

日本は古代から中国文明の影響を受け、近代日本になって不幸な戦争の歴史がありましたが、どの国よりも長く緊密な関係を続けてきたのです。その中国がいま、大きく変貌を遂げようとしています。その歴史のターニング・ポイントが今回の北京五輪ではなかったか、と考えています。

政治的にはいろいろ解決を迫られる問題を抱えながら中国もまたOptimization (最適化)を真剣に模索する時期を迎えています。危機管理セミナーで報告した私のOptimization 経営の理論と実践に、これまでのどのセミナーよりも真剣なまなざしと熱意を感じたことを改めて強調しておきます。

北京や上海の変貌を眺め、中国という大国を考えると遠くに巨大な地鳴りを聞くような、歴史の変化の響きを実感します。それは文明が飛躍する瞬間なのではないか、と私は考えてみました。

*画像は5月に訪れた北京国家体育場(鳥の巣)です。当時、周辺部の土木工事等はまだまだの状態でしたが、一ヶ月半後には正式に竣工しています。

コメントを投稿

(コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要です。承認されるまではコメントは表示されません。)