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2009年02月13日 16:16に投稿されたエントリーのページです。

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仙石通泰ブログ39 Optimization 経営を考える「黎明を生きるこころ」⑤

前回、書いた日本経済の後退はさらに悪化しているとメディアは連日伝えています。今、日本で最大の関心事は「いつ景気が回復するのか」ということでしょう。景気は循環する、というケインズの経済理論によりエコノミストは回復への展望を語っています。

でも日本で、いや、全世界で起きている今回の経済事象は、どうも単なる景気循環論では解き明かすことができないのではないか、と私は疑問視しています。既述しました「もう元の時代には戻らない」というのは漠とした実感だとしか言えませんが私の本音です。

本Blogで「変化」「激変」という言葉を何回も使いましたが、実はわれわれはその「変化」の実態をどれほど認識しているのか、真剣に考えてみたいことがありますか。この春、入社してきた若い新人社員は、コンピューターの無い社会を想像することは難しいでしょう。

過去の社会をイメージすることができないということは変化への理解もなかなか覚束ない*1。何がどう変化するのか。それを以前、書いたことがありますアメリカのアル・ゴア(クリントン政権の副大統領)が比喩的に分かりやすく語っています。

「私たちは決まり文句を使って、起こりつつある変化の巨大さ、そしてその進行の驚くべき早さを表現しようとします」「もし自動車が近年に見られるコンピューター・チップと同じくらい急激に進化すれば、ロールスロイスなど25セントで時速100万マイルくらい走れるようになるだろう」

これはコンピューターの専門家との会合の席でしたが、すると出席したコンピューター技術者が応じます。「まあね。ところで、ロールスロイスも1ミリくらいの大きさになるんだろうね」

「過去10年間に私たちが目にしてきたもの、それは実に驚異的なものでした。しかしこの先10年間に起こるであろうことに比べれば微々たるものにすぎません。革命という言葉も決して大げさな表現ではないでしょう」

ここでゴアが語っている「過去10年間」とは1985年から95年の年代で、さらに変化は2005年向けてどんどん進みました。2009年という年になって過去20年間を振り返ってみますとゴアの指摘がまさにドンぴしゃり、情報通信社会の激変状況を言い当てています。

「Change」を掲げ、時代と戦う自らの武器に使ったのが2008年大統領選におけるオバマ陣営でした。オバマ選対は進化した最先端情報通信技術を駆使しました。映像共有サイト”YouTube”、SNS(Social Networking Service)として急速に拡大した”Facebook”、携帯電話メール・・・。それは「究極の選挙運動のOptimization」、最適化ではなかったか。


事務局注 *1:「おぼつかない」

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