「七転び八起きの世の中、2010年です」
相模湾は波静か、快晴の正月は実に穏やかで、陽光が眩しく光っています。昨年の日本は経済困難な中で政権交代が実現しました。激動の2009年を忘れてしまうような平安な正月でした。とは、言っても年が変わったから景気が良くなるわけではありません。今年も七転八倒するでしょう。
東証の初商いは、株価の上昇を伝えていたのがちょっぴり明るいニュースでしたが、テレビで経済人の多くは今年がさらに難しい環境にあることを指摘しています。私の初仕事は年賀状を読むことです。毎年、400~500通くらい出し、ほぼ同数の賀状がどっさり届きます。
500枚という賀状を読むのは大変です。でも虚礼廃止という人もいますが、年に一度、几帳面に年賀状を送ってくださる方の名前を読むだけでも懐かしい気分になります。文面は似たりよったりで「がんばります」とか「今年もよろしく」といったありきたりのものですが、それでもいい。
ずいぶん前に逝ったクラスメートの奥様(未亡人という言葉は大変失礼ですよ)の名前をみつけるとそれだけで、十分、真心がツンと伝わってきます。年1回の賀状というのは大変なコミュニケーターではないか、と思ってしばし、その名を眺めてしまいます。年賀状送って下さりありがとう。
ほのぼのとさせるのは家族が写っている写真入りの賀状です。病に倒れ心配していた方が回復し家族といっしょに笑顔で写っている写真、やんちゃだった娘さんがダンナと仲良く写っている写真、会社経営に喘いでいた知人が苦境を忘れたような笑顔で写って「がんばります」というメッセージ・・・。
その賀状を手にして人生、“七転び八起き”という、ありきたりですが、だるまさんの言葉を思い起こしました。転んでも、転んでも起き上がる心意気。それが人生なのだ、と思います。経営が苦しくてもそれを景気や他人の所為にしてはいけません。あくまで自分の力で起き上がることが大事です。
今、確かにものすごい変化が起きています。 この変化について「パラダイム変化」と言う人、「革命的変化」という人、「激震だあ」と叫ぶ人など様々ですが、この変化に名前を付けるとしたらズーッとあと、後世でのことになるでしょう。 政権交代、転んで転んだ末に民主党は起き上がったのです。
変化の規模が私たちにはあまりにも大きくて、激しくて、実際、起こっていること全部が把握されていないと思っています。当分はこの変化を表現できないでしょう。よく例に出される幕末から維新に至る変化、太平洋戦争に負け帝国・日本が滅びた1945年からマッカーサーの対日占領時代。
その歴史に匹敵するような変化が起きているのだと思います。 だから私は「Optimizationだ」、「見える化だ」と叫んでいます。怒鳴り散らしています。世の中もミンナで「七転び八起き」していると思えば良いのではないでしょうか。 いずれにしてもやることが多くて有り難い新年です。
常に起きあがった人や会社もいれば苦しんだ人や会社もあるでしょう。でも誰もが常に起きよう、走ろう、舞い上がろうとしていると思っています。転ぶことを目的にして生きている人がいるわけがない。 年賀状を読んでいるとそれがはっきり分かります。そして「頑張ります」、「今年もヨロシク」、「ご活躍をお祈りします」、・・・と挨拶しています。

コメント (1)
今が激変のときである事実は、誰もが痛いほど苦しいほど感じていると思いますし、もがき苦しみ絶望の淵から這い上がろうと、誰もが一生懸命に生きていると思います。
世の中もミンナで「七転八倒」していると、私も痛いほど感じております。
ただ、世の中のミンナが過去に経験のしたことのない危機的な状況が身の回りに突然できたとき、それを押し黙って乗り越えたくなるなるような思考 (いわゆる「正常性バイアス」)が優先されてしまうような人間の心理も決して否めないと思います。
そこで仙石通泰様は、Optimization経営を司るOptimization思考の実行を毎日力強く主張されておられるようですね。
社員一人ひとりの危機意識を高め、何があっても臨機応変の行動に移れる組織作りをこれからもずっと継続していただきたいと思います。
投稿者: 石橋真一 | 2010年01月16日 03:30
日時: 2010年01月16日 03:30