経営の最適化を考えるOptimization着想の源流①
21世紀に入って人類は果てしない技術革新の道を驀進しています。もちろん Al Gore(Clinton政権の副大統領)が言い切ったように、それは言うまでもなく「Digital革命」です。最先端技術の進歩は留まるところを知りません。 そして私たちの生活のDigital化が急速に進行しています。
しかしその最先端技術を使ってどう生活を改善するのか、経営をより効率のいいものにして楽しく安全で豊かな会社にしてゆくのか、という課題は、技術を使う、私たち一人ひとりの人間の側にあります。それを私は「Optimization」というコンセプトで考えています。
テクノロジー、とりわけ身近なコンピュータの世界では最先端技術開発とその社会への応用~Digital化は日米そして欧州が先頭を行き、鎬を削っています。中国、台湾、韓国、インドといった国々も日米欧をCatch upすべく、熾烈な競争を展開しています。
そして2007年7月17日、私は太平洋を超えてCaliforniaへ向かいました。学生時代にSan Joseの大学に留学した時、初めて太平洋を飛んで以来、Sony Corp. of Americaの駐在時代も含めて何度、太平洋を越えたことでしょう。
決して気負いがあったわけではありませんが、やはりアメリカという社会がいつも孕んでいる新しいものを作り上げる力への期待感が溢れます。Flight Attendantが行き交う機内では映画を見ながら食事を摂り、食後は音楽を楽しみますと心地よい旋律が快い眠りを誘います。そんな時。
遠い昔を思い出すことって、あるでしょう。真っ赤な太陽が地平線に沈む、その紅の陽光が迫る夕闇とともに大陸の風を呼び込みます。中国・東北地方(旧満州)で私の父は通信技術者としてインフラの整備に従事していました。そんな異郷の地で私は生まれました。
1943年、瀋陽(旧奉天)。すでに日米開戦で中国大陸、とくに東北地方は緊張の下にありました。通信基盤整備という父の仕事は政府や軍、鉄道など経済活動はもとより人々の生活全般に重要な施設です。いずれ父の満州体験について詳しく語りたいと考えています。
会社の生い立ちの原点が中国にあり、私が学生時代、アメリカで学んだという事実は、私が語ろうとしている「Optimization」というコンセプトと陰に陽に関係があるように思います。

